医科歯科予防セミナー

罹らなくて済むはずの病気
無駄に病気に罹らない塾
 
【第一回】口腔細菌について
講師:花田信弘 先生


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近年、健康寿命延伸は重要な課題となり歯科医療の目標も口腔完結型から、その健康増進効果を可視化して示す必要性が生じています。
昨今では歯周病と糖尿病の医療連携も定着してきました。
歯周病菌のHelicobacter Pylori と 胃がん Fusobacterium nucleatumと 大腸がん 、Porphyromonas gingivalis とアルツハイマー病発症との関係など、センセーショナルな論文が次々と報告されています。
歯周治療の目的は、歯を残すことから、症状のない慢性炎症と体に菌が入る菌血症を防ぐことにわりつつあります。

口腔細菌叢は腸内細菌叢の1000分の1に満たない小さな存在である。それにもかかわらず健康に大きく関与している。数は少なくても健康に大きな影響を与える病原体に対する新しい概念が米国で提唱された。キーストーン病原体(keystone-pathogen)仮説である。細菌が病原性を発揮する理由の一つは菌体から数多くの膜小胞(外膜小胞または膜小胞)を分泌することである。キーストーン病原体は、ひとつの細菌から際限なく膜小胞を放出する。その膜小胞にはきわめて有害な酵素が含まれており、嚥下や菌血症によって全身に拡散している。常在細菌叢の構成は食事や栄養状態に関連する。旧石器時代から現代まで人類の食料は大きく変化した。食品加工がすすみ、味を向上させるために食品の低分子化が進行した。その結果、低分子のアミノ酸と糖類を栄養源とする口腔の常在細菌が増殖している。キーストーン病原体の増殖も摂取する食品に関係している。そのために歯を毎日磨かないと健康を維持できない状況になっている。

健康寿命延伸には、糖尿病・フレイルなどの生活習慣病対策が欠かせません。
従来の歯科医療は「歯と口腔」の健康維持にとどまり、歯科臨床の健康増進効果を引き出してはいませんでした。 栄養と常在細菌叢が生活習慣病と深く関わっているので、社会を脅かす生活習慣病の多くは、地域に密着したかかりつけ歯科医院の努力で予防可能である。

本動画ではそのために必要な理論を解説する。

講義内容(約80分)

講義1. 口腔細菌の基本と悪玉口腔細菌(キーストーン病原体)
講義2. 悪玉口腔細菌はどのような人に感染するのか
講義3. どのような健康被害、疾患を引き起こすのか
講義4. 罹患しなくても済む病気、不条理な病気とは
講義5. 一般的な予防法と専門的な予防法
講義6. 「不条理な苦痛」を軽減したい
 
ここでしか聞けない内容です!
ぜひスタッフの皆様もお誘いの上、ご視聴いただけたら幸いです。
 

 

講師プロフィール

 
 
 

花田 信弘 先生

1981年 九州歯科大学歯学部 卒業(歯科医師)
1985年 九州歯科大学大学院 歯学研究科 終了(歯学博士)
1985年 九州歯科大学口腔衛生学講座助手
1987年 米国ノースウエスタン大学微生物/免疫学講座 博士研究員
1990年 岩手医科大学歯学部口腔衛生学講座助教授
1993年 厚生省 国立予防衛生研究所口腔科学部 部長
1997年 厚生省 国立感染症研究所口腔科学部 部長
2002年 厚生労働省 国立保健医療科学院口腔保険部 部長
2008年 鶴見大学歯学部探索歯学講座 主任教授
2021年 鶴見大学名誉教授
2021年~現在(海外勤務)上海理工大学 光化学・与光材料研究院特任教授
 
1999年4月~2000年3月
厚生省:健康日本計画策定委員会 委員
2006年12月~2007年3月
内閣府:新健康フロンティア戦力賢人会議 専門分科会 委員

 

歯・口腔の健康をライフコースで管理することが生活習慣病の根本療法

 
 
 
 

 

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